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    スメラミコトとは?初代天皇にまつわる神話や名前の由来を紹介!

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    スメラミコトという人物を知っていますか?

    日本にはたくさんの神様がいると言われており、スメラミコトもそのひとりだと思っている人も多いでしょう。

    しかし厳密には、スメラミコトは神様ではありません。

    ここでは、

    • スメラミコトは何者なのか?
    • スメラミコトの名前の由来
    • スメラミコトと三種の神器
    • スメラミコトが祀られている神社

    これらについて紹介していきます。

    ぜひ、最後まで読み進めてみてください。

    目次

    スメラミコトとは?

    日本神話などでは、神様など偉い人のことを「○○ノミコト」と呼んでいます。

    そのため、「スメラミコト」も一見神様の呼び名のように思えますよね。

    しかしスメラミコトは、神様ではありません。

    スメラミコトが何者なのか、その謎に迫っていきましょう。

    スメラミコトは初代天皇の呼び名?

    日本書紀によりますと、日本の初代天皇は「神武天皇」と言います。

    この神武天皇の呼び名が、「ハツクニシラススメラミコト」だったそうです。

    むかしは、天皇を「てんのう」とは読まなかったのですね。

    神武天皇よりあとの天皇にも「スメラミコト」が使われていたことから、スメラミコトは特定の立場の人を指す言葉だったと言えるでしょう。

    個人を指す呼び名ではなく、今でいう役職名のようなイメージです。

    日本書紀における、初代天皇のことをスメラミコトと呼んでいたのは間違いありません。

    スメラミコトは二人いた?

    先ほども触れたように、厳密にいうと「スメラミコト」は個人の名前ではありません。

    とはいえ、多くのケースでは「スメラミコト=神武天皇」とみて良いでしょう。

    神武天皇の名称はハツクニシラススメラミコトですが、実は同じ呼び方をされていた人がもうひとりいました。

    それは、崇神天皇です。

    神武天皇も崇神天皇も、どちらも読みは「ハツクニシラススメラミコト」と言います。

    同姓同名の人は探せばたくさんいるので珍しいことではありませんが、天皇の呼び名が同じなのは珍しいですよね。

    ちなみに「ハツクニシラス」というのは、初めて天下・国を治めたという意味だそうです。

    スメラミコトとケガレ

    その昔、世界で起こる原因不明の出来事はすべて神の祟りとして恐れられてきました。

    自然災害や感染症なども、「神の怒りに触れたからだ」と言われてきたのです。

    同じような意味で、「ケガレがたまると良くないことが起こる。ケガレを祓えば良くないことは避けられる」と言われていた時代もあります。

    この頃、ケガレは死に直結する恐ろしいもの。

    とはいえ、ケガレは誰にでも祓えたわけではありません。

    そこでケガレを祓う役割を担っていたのが、スメラミコトなのです。

    飢饉によって国民の半数が死んだとき、スメラミコトがケガレを祓って飢饉を終わらせたという言い伝えがあります。

    スメラミコトと古墳

    スメラミコトは先ほど触れた飢饉のとき、どのような方法でケガレを祓ったのでしょうか。

    スメラミコトは、飢饉の原因を「大物主の祟り」だと言いました。

    そして、大物主の子孫に祀らせる(供養させる)と飢饉は収まると言ったのです。

    実際、この方法で本当に飢饉が終わったというから驚きですね。

    このときのスメラミコトが生きていたとされるのは、3世紀ごろ。

    ちょうどこの頃「前方後円墳」が作られるようになったのですが、この前方後円墳にはスメラミコトの考えが反映されていると言われています。

    前方後円墳は、方噴=祭祀場と円墳=遺体安置所から成るもの。

    これが、スメラミコトが行った「先祖を祀って祟りを防ぐ」を形にしたものではないかと言われているのです。

    たしかに、言われてみれば少し似ている気がしますね。

    スメラミコトの由来

    スメラミコトは天皇の呼び名のことですが、なぜこの呼び方になったのでしょうか。

    結論を言ってしまうと、スメラミコトの意味や由来は分かっていません。

    ここでは、スメラミコトの由来として囁かれているいくつかの説を紹介します。

    「統べる」が「スメラ」になった?

    スメラミコトは、日本の天皇の呼び名です。

    初代天皇の神武天皇のことを指していることが多いですね。

    日本神話における天皇は、神々から日本の統治を任された選ばれし存在。

    「ミコト」は偉い人・高貴な人の呼び方で、「スメラ」は統べるからきているのではという説があります。

    国を統べる偉い人という意味で、スメラミコトと呼ばれるようになったのかもしれません。

    シュメールが関係している?

    シュメールとは、人類最古の文明を築いたと言われる人たちです。

    紀元前3000年頃の話なので、実際に神武天皇が生きていたと言われる時代とは離れていますね。

    とはいえ神武天皇は日本書紀に登場する人物なので、ありえない話ではありません。

    一説によると、このシュメールがスメル→スメラに変わっていったとも言われているのです。

    ヘブライ語と関係ある?

    スメラミコトのスメラは、ヘブライ語で「神を敬う」を意味するスメルからきているという考えもあります。

    紀元前7世紀ごろ、多くのヘブライ人が東に大移動するということが起こりました。

    このとき、東に移動したヘブライ人たちが神武天皇を頂点とする日本の成立に関わっているという説です。

    神武天皇はケガレを祓える神のような存在だったわけですから、神を敬うスメルと呼ばれていてもおかしなことではありません。

    ユダヤと関係している?

    また、スメラミコトの由来はユダヤと関係があるという説もあります。

    イスラエルに残るユダヤ教徒の一派、サマリアのことを指しているという考えもあるのです。

    サマリアは、イスラエル王国存在からの生き残りと言われるユダヤ教徒の一派。

    スメラはヘブライ語が由来になっているという説もあることから、有力視されている説のひとつと言えるでしょう。

    スメラミコトと三種の神器

    三種の神器とは、日本で皇族に伝わるお守りのようなものです。

    本物を見た人は存在しておらず、実際には本当にあるのかどうかもわからない謎に包まれたものでもあります。

    スメラミコトは初代天皇のことですから、三種の神器とも関わりがありそうですよね。

    スメラミコトと三種の神器について、紹介していきます。

    八咫鏡

    八咫鏡は、天皇の知恵と言われるもの。

    アマテラスオオミカミを天岩戸から誘い出すために作られました。

    その後八咫鏡は、アマテラスオオミカミからニニギノミコトに渡されたと言われています。

    ニニギノミコトは日本神話では神武天皇の曾祖父にあたるので、八咫鏡はスメラミコト(神武天皇)が受け継いだのかもしれません。

    八尺瓊曲玉

    八尺瓊曲玉は、八尺瓊勾玉とも言います。

    天皇の慈悲を尊重するものです。

    八咫鏡と一緒に飾られたそうですが、こちらはツクヨミノミコトが受け継いでいます。

    八尺瓊曲玉とスメラミコトの直接的な関わりは、分かっていません。

    草薙剣

    草薙剣は、天皇の勇敢さを象徴する神器と言われています。

    スサノオノミコトがヤマタノオロチを倒した際、その尾っぽから生まれたという言い伝えが有名です。

    その一方で、崇神天皇の頃に造られたという説もあります。

    外来の敵からの襲撃を恐れた崇神天皇が、敵と戦うためにつくらせたそうです。

    草薙剣に関しては、スメラミコトが作らせたものという一説もあるのは面白いですね。

    スメラミコトが祀られている神社

    スメラミコトは、神様ではなく初代天皇の呼び名のこと。

    そのため、ここでは「スメラミコトと呼ばれていた神武天皇を祀っている神社」を中心に紹介したいと思います。

    神社は元々神様を祀っているところなので、スメラミコト(神武天皇)を祀っている神社は決して多くはありません。

    皇祖皇太神宮

    神社情報
    住所〒319-1541 茨城県北茨城市磯原町磯原835番地
    電話番号0293-42-0087
    公式サイトhttps://kousokoutaijingu.or.jp/
    主祭神天地身一大神、神武朝の現代までの代々の天皇・皇后
    ご利益五穀豊穣、商売繫盛、家内安全、厄除け、開運招福

    スメラミコトをはじめとする代々の天神及び現代までの天皇・皇后を合祀している神社です。

    毎月1日には月次祭が行われており、多くの人がお清めに訪れていますよ。

    春季例祭や秋季大祭なども行われていますので、1年を通して大変賑わいのある神社だと言えるでしょう。

    宮﨑神社

    神社情報
    住所〒880-0053 宮崎県宮崎市神宮2丁目4-1
    電話番号0985-27-4004
    公式サイトhttps://miyazakijingu.or.jp/
    主祭神神武天皇
    ご利益安産、厄除け、交通安全、家内安全、病気平癒、必勝祈願、合格祈願、社運隆昌

    宮崎神社では、毎月1日に「朔日参り」が行われています。

    月が変わった初日にお参りをすることで、新しい月の無事を祈る昔ながらの風習が今も残されているのです。

    朔日参りのときには、休憩所内で参拝餅を販売しています。

    神武天皇が村人の作った餅を食してから旅立ったという言い伝えがあるように、参拝餅には日々の幸せを願う意味が込められているそうです。

    墨坂神社

    神社情報
    住所〒633-0253 宇陀市榛原萩原703
    電話番号0745-82-0114 (墨坂神社)
    公式サイトhttps://sumisaka-jinjya.jp/
    主祭神スミサカノオオカミ
    ご利益厄除け、方位除け、病気平癒、交通安全

    墨坂神社は、崇神天皇が疫病を鎮めるために建てられました。

    日本最古の健康の神を祀る神社としても知られていて、多くの参拝客が訪れています。

    毎年11月3日は、秋の例祭の日。

    名物でもある渡御行列は、県内外問わず誰でも参加できるイベントです。

    病を鎮めたとされる縦と鉾を持ち、約1キロの道を練り歩くことができます。

    墨坂神社が、より身近に感じられるようになるかもしれません。

    まとめ

    スメラミコトについて、紹介しました。

    スメラミコトは日本の初代天皇呼び名のことで、個人を指す名前ではありません。

    しかし日本神話では、初代天皇でもある神武天皇のことをスメラミコトと表現することが多いですね。

    スメラミコトの意味や由来などは明確にはわかっておらず、謎に包まれていることも否めません。

    様々な説のあるスメラミコトですが、日本をまとめあげてきた高貴な人であることは間違いないと言えるでしょう。

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