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    海の女神トヨタマヒメ(豊玉姫)とは?神話や祀られている神社を紹介!

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    海の化身とも言われている女神、トヨタマヒメを知っていますか?
    トヨタマヒメの物語は「浦島太郎」のモデルになるなど、私たちの身近な神様だと言えます。

    ここでは、そんなトヨタマヒメについて紹介していきましょう。
    トヨタマヒメの神話や伝説などを知り、より身近に感じてみてください。

    目次

    トヨタマヒメってどんな神様?

    トヨタマヒメを一言で言うなら、海の女神です。
    海神の娘であり、見た目が非常に美しいと言われていました。

    そんなトヨタマヒメの神話は、恋愛要素が強いものとなっています。

    トヨタマヒメの神話・ホオリ(山幸彦)との出会い

    トヨタマヒメは海の女神なので、海の奥深くで暮らしていました。
    あるとき竜宮の外にある桂の木から眺めていたのが、天津神であるホオリです。

    ホオリは兄の釣り針を探して竜宮まで来ており、ホオリの姿を見たトヨタマヒメは一瞬で彼の虜になりました。
    トヨタマヒメの一目惚れですが、お互いにそうだったのかもしれません。

    父親の後押しもあってふたりは結婚し、3年間幸せに暮らします
    竜宮に来た本来の目的を思い出したホオリは無事に釣り針を見つけて地上に戻り、兄を征伐して自分が王になる資格を得たそうです。

    トヨタマヒメの出産

    ホオリが地上に帰ってから、トヨタマヒメは妊娠していることに気づきます。
    出産のために地上に出向くと、ホオリは慌てて産屋を作ってくれました。

    お産の時が近づき、トヨタマヒメは「絶対に産屋を覗かないでほしい」と伝えます。
    しかしホオリは好奇心に負けて産屋を覗くと、そこには美しいトヨタマヒメの姿はありませんでした。

    トヨタマヒメは出産のために本来の姿、ヤヒロノオオワニ(サメ)になっていたのです。
    驚いたホオリはその場から逃げ出し、トヨタマヒメは恥ずかしさのあまり海に帰ってしまいます。

    妹タマヨリヒメの登場

    トヨタマヒメは出産後、子どもを置いて海に帰りました
    子どもの様子は気になるものの、一度「もう会わない」と決めた以上地上に戻ることもできません。

    そこで登場するのが、妹のタマヨリヒメです。
    トヨタマヒメは妹に自分の子どもを育ててくれるように頼み、同時にホオリに向けた歌を託します。

    その後もトヨタマヒメとホオリはタマヨリヒメを挟んで文のやり取りを続けるなど、会わないもののお互いを思いながら暮らしました。

    トヨタマヒメの神格

    トヨタマヒメは海神の娘であることからも、非常に多くの神格を持っています。

    • 水の神
    • 聖母神
    • 福の神
    • 祈雨の神
    • 鰐神
    • 龍神
    • 真珠の神
    • 巫女神

    これらはすべて、トヨタマヒメの神格です。
    「海」や「水」に関係するものが多いのは、やはりトヨタマヒメが海神の娘だからだといえるでしょう。

    トヨタマヒメの別名

    日本神話に登場する神々には、本来の名前とは全く別の呼ばれ方をしていることも少なくありません。
    トヨタマヒメの場合は、どの書物においても「トヨタマヒメ」という名前が入っています。

    「ワダツミトヨタマヒメノミコト」という表記もありますが、トヨタマヒメのことを言っているのは明白でしょう。

    トヨタマヒメの伝説

    トヨタマヒメには、いくつかの伝説があることをご存知でしょうか。

    ここでは、トヨタマヒメにまつわる伝説を3つ紹介します。

    浦島太郎の乙姫と同一?

    トヨタマヒメとホオリの神話を聞いて、昔話「浦島太郎」を思い浮かべた人も多いのではないでしょうか。
    浦島太郎が竜宮城へ行き、乙姫と楽しく過ごすストーリーとよく似ています。

    実はトヨタマヒメとホオリの物語は、「浦島太郎」のモチーフになったと言われているのです。
    トヨタマヒメは乙姫、ホオリは浦島太郎として描かれています。

    乙姫は架空の姫ですが、トヨタマヒメ=乙姫と見て間違いないでしょう。

    瀬織津姫と同一神?

    瀬織津姫(セオリツヒメ)という名前をよく知らないという人も多いでしょう。
    実は瀬織津姫は、古事記と日本書紀には出てきません。

    瀬織津姫が登場するのは、神道における禊の儀式の中で唱えられる祝詞のみです。
    そのため、瀬織津姫=なぞに包まれた神でもあります。

    謎が多く様々な説がある瀬織津姫は、「○○と同一神」という説も後を絶ちません。
    トヨタマヒメと同一という説もありますが、アマテラスオオミカミやコノハナサクヤヒメと同一という説もあるのです。

    龍神と関わりがある?

    浦島太郎に出てくる乙姫は、龍神の娘という設定で書かれていました。
    住んでいる場所が「竜宮城」であることからも、龍(竜)と関係があることが伺えます。

    トヨタマヒメは龍神の娘ではなく海神の娘ですが、竜宮城に住んでいるという点は同じです。
    このことから、本当はトヨタマヒメはサメではなく龍の姿をしていたのでは…という説もあるほど。

    また海の神であるトヨタマヒメと、雨を司る龍神の神格が似ていることも両者の関係性が囁かれるきっかけになったのかもしれません。

    トヨタマヒメのご利益

    トヨタマヒメは多くの神格を持っている神様ですから、信仰した際のご利益も様々なものがあります。
    特に恋愛や結婚にまつわるご利益が多いですが、それだけではありません。

    トヨタマヒメのご利益を紹介しますので、自分の願いと当てはまる人はぜひお参りに行ってみてください。

    縁結び・恋愛成就

    トヨタマヒメはホオリに一目惚れし、その想いを叶えています。
    そもそもトヨタマヒメとホオリは、ホオリが兄の釣り針をなくさなければ会うことはありませんでした。

    つまり、ふたりには「縁があった」と言えます。
    このことから、トヨタマヒメをお参りすると縁結びや恋愛成就のご利益が得られると言われているのです。

    安産祈願

    トヨタマヒメはホオリの子どもを産む際、地上にやってきました。
    そしてすぐに陣痛が始まり、出産します。

    非常に安産だったと言えるでしょう。
    トヨタマヒメ自身が安産だったため、安産祈願のためにお参りする人も多いようです。

    子授かり・子宝祈願

    トヨタマヒメとホオリが結婚して竜宮城で暮らしたのは、わずか3年間です。
    この3年の間に、トヨタマヒメは子どもを授かっています。

    出産までの経過も順調だったことから、子授かりや子宝祈願のご利益もあるでしょう。

    五穀豊穣

    トヨタマヒメは海の神様なので、一見すると五穀豊穣(農業)とは関係がないように見えます。
    しかし竜宮城は、豊かさや富の源泉と言われていることも忘れてはいけません。

    竜宮城で暮らすトヨタマヒメにも福の神としての神格がありますから、豊かさを得ることができます。
    昔は農業が生活の要でしたので、五穀豊穣のご利益も得られるというわけです。

    航海安全

    そしてトヨタマヒメは、海の神様でもあります。
    海を司る神様ですから、海の安全を委ねる存在と言っても過言ではありません。

    海に出る前には、航海安全を願ってトヨタマヒメをお参りしてみてはいかがでしょうか。

    トヨタマヒメが祀られている神社

    ではここで、トヨタマヒメが祀られている神社をいくつか紹介します。
    トヨタマヒメが祀られている神社は、海と関わりのあるところが多いです。

    気になる神社が見つかった人は、ぜひお参りに足を運んでみてください。

    鹿児島神宮

    神社情報
    住所〒899-5116 鹿児島県霧島市隼人町内2496番地1
    電話番号0995-42-0020
    公式サイトhttps://kagoshima-jingu.jp/index.php
    主祭神ヒコホホデミノミコト、トヨタマヒメノミコト
    ご利益安産祈願、心願成就、健康長寿、厄除け

    鹿児島神宮には、トヨタマヒメとホオリが夫婦で祀られています。
    また鹿児島神宮の初午祭は、全国でも珍しい特殊神事です。

    御神馬の鈴懸馬を先頭に、多数の踊り連が続き人馬一体となり踊りながら参詣します。
    全国でも珍しいため、多くの人が集まるとのこと。

    毎年10万人以上が集まる、鹿児島を代表するお祭りです。

    湊神社(高忍日売神社)

    神社情報
    住所〒791-3163 愛媛県伊予郡松前町徳丸387
    電話番号089-989-6238
    公式サイトhttp://www.takaoshihime.jp/index.html
    主祭神タカオシヒメノオオカミ
    ご利益安産、子育て、縁結び、子授け、厄除け、開運

    湊神社は、日本最古の安産祈願の神社として知られています。
    そのため、県内を問わず多くの人が参拝に訪れているのです。

    また、全国でも珍しい「安産福運大祭」を3月8日に開催しています。
    全国津々浦々の助産師が集まり、全世界の母子の健康を祈念するお祭りで交流会なども兼ねているようです。

    豊玉姫神社

    神社情報
    住所〒897-0302 鹿児島県南九州市知覧町郡16510
    電話番号0993-83-4335
    公式サイトhttp://toyotamahime-jinja.or.jp/index.php
    主祭神トヨタマヒメノミコト
    ご利益安産、航海安全、大漁

    豊玉姫神社は、トヨタマヒメ伝説の地と言われる知覧町にあります。
    そのため、神社のみならず周辺にもトヨタマヒメにまつわる見所が多数あるのが特徴です。

    毎年7月9日・10日の六月灯では、国選択無形民俗文化財に指定されている「水車からくり人形」が上演されています。
    南薩摩の伝統芸能で見れる場所は限られていますので、興味のある人は六月灯に合わせて参拝に行ってみてください。

    住吉大社

    神社情報
    住所〒558-0045 大阪府大阪市住吉区住吉2丁目 9-89
    電話番号06-6672-0753
    公式サイトhttps://www.sumiyoshitaisha.net/
    主祭神底筒男命、中筒男命、表筒男命
    ご利益厄除け、航海安全、五穀豊穣

    住吉大社は、地元大阪の人からは「すみよっさん」の愛称で親しまれている神社です。
    特に大晦日の夜からは多くの人が参拝のために集まり、新年の始まりを祝っています。

    住吉大社は昔からの数ある伝統をしっかりと受け継いでいることも、人気の理由と言えるでしょう。
    住吉祭と呼ばれる大祭では、お神輿を海水で清める神輿洗神事などが行われています。

    白兎神社

    神社情報
    住所〒689-0206 鳥取県鳥取市白兎603
    電話番号0857-59-0047
    公式サイトhttps://hakutojinja.jp/about/
    主祭神白兎神
    ご利益病気平癒、動物医療、縁結び、海上安全

    白兎神社は、古事記に書かれた神話「因幡の白兎」に登場する白兎神が祀られています。
    日本最古の恋物語の地でもあるため、恋愛成就や縁結びのご利益を得るために多くの人が参拝に訪れている神社です。

    ここでしか手に入らない「結び石」は、元々は鳥居の上に投げて上に乗れば良いことがあると言われていました。
    最近では、兎の石像に奉納したり自宅に持ち帰って縁起物として扱う人も増えているそうです。

    まとめ

    海の神、トヨタマヒメについて紹介しました。
    トヨタマヒメは「浦島太郎」の乙姫のモデルとなった女神で、私たちにとっても身近な存在だと言えるでしょう。

    一目惚れしたホオリと結婚するなど、非常に行動力のある神様でもあります。
    恋愛や結婚などの悩みがある人に特におすすめなので、ぜひお参りに行ってみてください。

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